物事がうまくいかなかった時、どんな質問をしていますか?
私たちは言葉を使って会話をしますが、思いの全てを言葉で表現できません体験の中から一部を選び伝えようとする過程で削除・一般化・歪曲が起きます。
言葉は地図にある体験の断片でしかありません。そこで、失われた情報を得るために質問を使います。
質問は、断片から体験へと意識を向けさせます。
質問に答えることで、本人にとっても無意識に削除・一般化・歪曲していた情報が取り戻され、可能性を広げたり、解決へのヒント、気付きが得られ地図を豊かにすることができます。
ただし、どんな質問をするかで、焦点があたる方向が変わってしまうのです。
例えば、何かあなたが失敗したとします。
そんな時に
「なぜ失敗したの?」「どうしてできなかったの?」と聞かれたらどんな気持ちがしますか?
「なぜ」という言葉には責められている感じがあります人は責められると言い訳しか出てこないものです。
「だって、忙しかったから」
「みんなが手伝ってくれなかったから」
これでは可能性も広がらないし、解決へのヒントも見つかりません
NLP心理学の前提の1つ「失敗はない、あるのはフィードバックのみ」は始めから失敗しようと思ってやっている人はいない、手にした結果が望んだものでないのなら、それはうまくいく別のやり方を試すためのフィードバックである。という事を教えてくれます。
なぜ?どうして?という過去や理由に焦点を向けた質問を未来や可能性に焦点を向けた解決志向型の質問に変えてみましょう。
「どうしたらうまくいくと思う?」
「どうすればできると思う?」
「何を変えたらいいと思う?」
こんな風に聞いてもらえると解決へのヒントが見つかりそうですね世界ナンバーワンコーチと言われるアンソニーロビンズは「質問の質が人生の質を変える」と言っています。
私たちは自分に対しても毎日たくさんの質問を投げかけています。(セルフコーチング)自分に何気なく問いかけている事に気付いたら、使っている言葉を意識してみましょう。そして、言葉の使い方を解決志向に変えると答えの違いに気付くはずです。