「人と比べなくて良い」「ありのまま自分」に感じる違和感

 

 

 

『ありのままの自分』

『人と比べなくていいんだよ・・・』

 

 

 

最近よく耳にする言葉ですが私はこの言葉に違和感を感じています。

 

 

 

 

落ち込んでいる人や自信が持てない人をみると、ついついそう言ってしまいたくなる人もいるかも知れません。

 

 

 

 

落ち込んでいる人は『人と比べなくていい』と言ってもらえると、楽な気持ちになったり視点が変わって感情が変わり前進する力が湧いてくるような場合もあると思います。

 

 

 

しかし、このアドバイスは本当に相手のためになっているのでしょうか?

 

 

 

相手の本当の問題は何でしょう?

 

 

 

人によってはこのアドバイスを貰って都合よく解釈し、結果的に自分を甘やかすことになるかもしれませんし場合によってはその人の依存体質を助長するような結果にもなりかねません。

 

 

 

アドバイスをする人はここを理解した上で行う必要があると思います。

 

 

 

「自分を甘やかす事」「自分を大切」にすることは全く違います。

 

 

 

 

自分を甘やかす人は落ち込むことにエネルギーを注ぎ自分を変化させようとすることにエネルギーを使わず、同じ場所に居続けます。

 

 

 

自己否定して落ち込んでいると楽なんですね。

 

 

 

結局自分を変化させる必要がないので。

 

 

 

反対に、自分を大切にして生きている人は自分の可能性や力、人生そのものを信頼しているので、自分を甘やかし楽な方へ逃すことを善しとしません。

 

 

 

自分を信じてあげないということは自分を大切にしていないことになるからです。

 

 

 

では『人と比べなくていい』の本質はなにか?

 

 

 

それは人と比べて出来ていない自分を否定しなくていいんだよということです。

 

 

 

つまり、人と比べることが問題なのではなく、その後に起きる『自己否定』が問題なのです。

 

 

 

 

アドバイスをする人は比べていることを止めさせるのではなくその後に起きている相手が無意識で持っている『自己否定』のパターンに適切なアプローチをし、そこを改善できる確かな技術を持つ必要があるのでは?と私は思っています。

 

 

 

 

私たちは相対性の社会で生かされていますので他人と比べずに現実社会を生きていくなんて不可能です。

 

 

 

 

人と比べずに自分らしく生きていく・・・。

 

 

 

それはだだの現実逃避でしかありません。

 

 

 

もし、自分の欲しい成果や理想の未来があるのであれば積極的に他人と比べる必要があります。

 

 

 

他人と比べて出来てない部分があるなんて、当たり前のことではないでしょうか?

 

 

 

 

そこで、出来ていないからダメだ・・・と

 

 

 

 

出来ていない自分を自己否定するのではなく『確かに、あの人と比べると出来ていないよね。じゃあどうやったらあの人みたいに出来る様になるだろうか?』

 

 

 

 

と考えていくのです。

 

 

 

ただ落ち込んでいるだけの人と全く違うというのがお解り頂けると思います。

 

 

 

この辺を理解せずに『人と比べなくていいんだよ』なんて言ってしまうのは相手の成長の可能性の芽をつんでしまうことにもなり兼ねません。

 

 

 

特に、コーチ、カウンセラー、セラピストといった他人の人生にダイレクトに関わる人たちは気を付けたいですよね。

 

 

 

クライアントがいつまで経っても自立できなくなってしまいますので。

 

 

 

ちなみにですが、他人と比べて落ち込む時は『自分の短所』と『他人の長所』を比べている場合が殆どです。

 

 

 

相手の長所はこれまでその方が磨き上げてきた部分。自分の短所はこれまで自分が磨き上げていない部分。

 

 

 

そら、すぐには敵わないですよ(^_^)

 

 

 

ということは、そもそもそこで落ち込むこと自体が変な話ですよね?

 

 

 

 

自分を甘やかすのではなく自分を大切にして生きている人たちが増えていくと嬉しいです。

 

 

 

世の中には様々な問題がありますが元を辿って行くと、ほぼ全てが『欠落感』や『劣等感』からくる自己否定であるような気がします。

 

 

 

自分で自分を幸せにできる人で溢れる世の中になると、現代の様々な課題が解決されていきますね!

 

 

 

 

 

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